こんにちは、itoです。
私の人生の暗黒時代(と感じていたの)は、小学校の時から何度かあるのですが、特に中学生の頃は『自分を偽っている感覚』がとても強かったため、苦しかった記憶があります。
以前のブログで同級生に『笑って流すダークな人』と評された話(ブログはこちら)をさせていただきましたが、「エヘヘ 」の裏にいつも感情がうごめいていました。
自分の価値を認められていなかったんですよね。
そんな私ですが、幸運なことに先生に恵まれました
3年間で担任になってくださった方がお二人いらっしゃるのですが、そのお二人は、『私』に大きな価値をつけてくれる方々でした。
一時期教師に憧れたのは、私が出会った先生の影響が大きかったからだと感じています。
お二人は、いつもいいところを認め、それが活きる環境に身を置く助けをしてくれました。
お一人は男性でした。
とても残念なことに、ご病気で若くしてお亡くなりになってしまったのですが、今もかけてくださった沢山の言葉が私の中に生きています
本当に幸せな出会いでした。
そして、もうひと方は女性で、今も繋がってくださっています
とても魅力的な方で、子育てが落ち着いてからダンスやドラムを習い、学校の行事で生徒とバンドを組んで発表してしまうような方なんです
そんな素敵な先生
私が中学校を卒業して逢いに行った際に、何気ない会話の続きで進路の話になりました。
そしてふいに「itoちゃんはどうしたいの?」と真っ直ぐ目を見て問いかけてくださったんです。
え。。。
私は本当に何も答えられなかったんです。
そして、怖かった。
ただただ、ただただ怖かったんです。
その時の私には、何が起こっているのかはわかりませんでした。
でも、「あなたは何がしたい?」という言葉を問いかけ、その答えをじっと待ってくれた先生。
もらったその言葉は、ずっとずっと心に残っていました。
「私はどうしたいの?」
それから20年以上が経ち、その先生と食事をご一緒する機会を得た時に先生は言ってくれたんです。
「itoちゃん。いやいやもう”ちゃん”じゃないな。」
「自分の一度きりの人生を大切に。もちろん、家族あっての人生ですけれど。」
(本当は素敵な英語でのメッセージもいただいたのですが、少しだけ。)
あなたはどうしたい?あなたは何を幸せと感じるの???
私が今、子供と接する時にこの言葉を心に置いているのは、そう聞かれることがその人の幸せな人生の道標になると、実体験からも強く感じるからです。
答えが決まった社会。
当たり前が固定されている社会。
あなたは何がしたいの???とまっすぐに耳を傾けてもらう機会が、今の世の中にはなさすぎるから、みんな自分の幸せが探せないんだと感じるんです。
私の人生を変えてくれた方々のお顔が浮かびます。
みんなみんな、私に価値をつけてくれた。
それは、私独自の幸せのあり方に「それでいいんだよ」「応援しているよ」「あなたにはそれを掴む力がある」と言ってくれた方々ばかり。
だから私は、あなたにも問いかけたいんです。
あなたは何がしたい?
読んでいただき、ありがとうございました