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「怖い」と「憧れ」が合体した人に出会ったらチャンス

こんにちは、itoです。

皆さんの職場には怖い人っていますか?

単純に近寄ると叩いてくる人!?!?とかではなく・・・

(それは怖いというよりなんかイヤ!!!ですね)

嫌いというわけではないのに、なぜだかそこにいるだけで空気がピリピリするように感じられ、話しかけるのに勇気を伴う人。

私はそんな「怖い人」と出会ったことが何度かあります。

なんだか緊張するんだよな、と感じるような「怖い人」が頭に浮かんだ方には、この先を読み進めてほしいと思っています。

特に今現在「怖い人」と接する機会がある、という人にはぜひ読んでいただきたい内容です。

なぜなら、その「怖い人」は、あなたに『今まで見たことのない素晴らしい景色を見せてくれる人かもしれないと私は強く感じているからです。

「怖い」と言っても、「怖い」けれど「なんか羨ましい」人限定ですよ〜。

そんな風になれたらいいなぁ、という側面を持った人のことです。(人間まるっとではなく、側面!)

覚えている限り、私生活、仕事問わず、私の人生では4名ほどそんな方との出会いがありますが、その中から1つのエピソードをお話しさせてください。

ある時、長く所属していた部署から、ほぼ過去の経験が活きない部署へ異動した時のことです。

新たに配属されたその部署にいらしたのがその「怖い」女性でした。

5歳ほど年下で社歴としては私の方が長かったのですが、そこでの仕事に活きる経験がほぼゼロな私は、すでに3年ほどその仕事を経験していた彼女から仕事を教わることになりました。

彼女は論理に長けていて、仕事が早く、何を聞いても理路整然と答えてくれ、上司から仕事の相談も受けているような優秀な方でした。

どんな職場も余剰人員など滅多にいないと思いますが、私が配属された職場もまさにそう。

設立3年ちょっとの部署で、半年もしくは1年単位で組織の拡大が進められている部署でした。

求められているのは即戦力。

早く仕事を覚えて次に入ってくる人に教えてね、といった状況です。

のんびり仕事を覚えていってねなんて雰囲気はありませんでした。

案の定、異動後3ヶ月目にして、数ヶ月前の自分のような知識経験ゼロ状態の人に教えるという役目をもらいました。

社歴から言っても当然なのかもしれません。

でもそこからの毎日は本当に壮絶でした。

自ら選択している時短勤務もあって、時間がいくらあっても追いつかない。

昼休みを返上しても、頭をフル回転させてなんとか処理して帰宅しようとしても、予想外のシステムエラーが頻繁に発生。

当時、だいぶ心の修練を積んできたな、と自信を持ち始めていた私にとっても、辛い日々でした

前提の知識量が圧倒的に足らず、何か起こるたびに対象方法を探るだけで異常な時間がかかりました。

でも周囲もバタバタと忙しそう。

いくら仕事ができるからといって、5歳年下の彼女にも仕事があります。

(何もかも頼るのは自己成長にとっても良くないよな。)

なんて感じているけれど、綺麗事を言っている場合ではない!

もう時間がない!!!

そんな時は彼女に聞くという選択をせざるを得ませんでした。

例えるならば、狼に怯える子鹿状態おずおず・・・

狼は捕食対象として子鹿を見るので怖がって当然だと思うのですが、私が彼女に食べられることなんてないんです。

それなのに、聞きにいくということにとてつもない怖さを感じたんです。

なぜ「怖い」と感じたのか?

彼女と話すと、「無知な自分」、「無能な自分」を突きつけられる気がしたからなんです。

彼女にとっては「普通」になっていることだとわかるから余計に

質問に行くたびに、「できない自分」と向き合わなければならなかったんです。

(これって脳の仕組みを知ってからは、自分の成長サインだったと分かったんですけどね)

社歴も長いし、年上なのに・・・

でも、「使える時間」を、過去に書き留めたメモを漁る時間に当て、本やネット検索をする時間に当て、思考する時間にも当てた。

もう自分をどうひっくり返しても1滴も出ない。

あとできることといえば「子供と過ごす時間」をもっと削って生み出すしかない!

もう「子供と過ごす時間を削る」vs「自分の無知無能を受け止める」の一騎打ちです。

そう。すでに異動後、時短勤務の時間を変更して就労時間を増やし、昼休み等も削っていた私にとっては、最終戦に残った2択は本当にギリギリの選択。

追い詰められた私は、覚悟したんです。

ええぃ、どう思われてもかまわん。これしかないんじゃー!!!!!!!!

彼女に聞きました。

何度も何度も「怖い」と戦いながら聞きました。

すると、3ヶ月経った時に仕事を回せている自分に

1年経った時には、一通りの仕事を理解し、職場の未来についても話し合える主力メンバーとして存在している自分に

成長することができていました。

なんとなく憧れを感じる存在だけれど、なんか「怖い」

そんな人と出会ったら、自分の殻を破るチャンスの時なのかもしれません。

その人から得られるものをしっかり受け取った先には、今までには見たことがなかった景色が広がっています。

まるで険しい山を登り切った後に見る荘厳な景色のよう

今までは平地で過ごしていたけれど、山の上の景色は息を呑むほど綺麗だった

そんな経験を叶えてくれる人

彼女との出会いが、新たなステージに私を連れていってくれたのだなと今は感じています。

もしまたそんな出会いがあったら大切にしたいものです。

読んでいただきありがとうございました

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