こんにちは、itoです。
「仕事」と「家庭」の両立と聞くと、シーソーの先端と先端に、自分①と自分②が乗るイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
私は常にそんなイメージを持っていました。
自分①と自分②って、一人の人間が分裂しているってこと?!!
不可能なことを(イメージ)していたんですよね、最初から
このイメージを持っていると、やはり限界は訪れます。
だって前提が一人の人間で回しているイメージだし、どちらかを大事にしたら、どちらかが落ちるということですもんね・・・
辛いに決まってる!!!
生身の人間だもん。分裂無理!
でも冗談ではなく、本当にやろうとしちゃっていたんです、私
こなさなければならないことがどんどんと増えていく中で、あらゆることを自分の作業スピードを上げるという技でなんとかしようとしていました。
もう、シーソーの真ん中に立って、右へ行っては「左が落ちる〜〜〜」と慌てて
左へ行っては「右が落ちる〜〜〜」と慌てて
こうやって書いてみると、こんなこと無理だとわかるんですが、必死にやっている最中は本当にそれが無理なことだと考えもしない。
だって、仕事と家庭の両立って辛いものでしょ?
これをみんな乗り越えてきたんでしょ?私が出来ないって言うことは精神が弱いってことでしょ??
そう考えて、限界越えにチャレンジする毎日でした。
でも、そんな私はある時、素敵な考えに出会ったんです。
それをくださったのは、出口治明さん。
ライフネット生命保険株式会社創業者で、立命館アジア太平洋大学元学長である出口治明さんです。
私が出口さんを知ったのは、メンターの心の師であったから。
メンターからその存在を教えてもらい注目していたところ、ある講演会の動画に出会ったんです。
出口治明さんはある講演会で、「育児って難しいんで。育児休業から帰ってきた人はかしこなってるんで〜」ってサラッとおっしゃったんです!
それを聞いた時から、そのフレーズが頭の中をリフレインしていました。
大切な言葉を受け取った。そう感じて、大切に心に置きました。
そして、その言葉を何度も何度も思い返すうちに、
うん。絶対にそう!!!
お母さんは育児を通して絶対に賢くなってる!!!!!
その言葉は私の心に、揺るぎない信念を作りました。
出口さんの言葉が、私の心に光をくださったと感じています
そこから、仕事と家庭(育児含む)は二項対立するものではなく、相乗効果を生むものに変わりました。
実際、頭の中のイメージは感情、行動、そして現実を変えます。
事実、相乗効果はあらゆるところで生まれていきました。
- 言葉が使えない子どもと接している中で、非言語能力が磨き上げられました。
-
→うなずきや、表情、身振り手振りなど、子どもに受け入れてもらえるということは、言葉に頼れない感覚の部分を伝わるように伝えられているということです。
- 言葉が少しわかるようになってきた子どもに、わかるように伝えていく中で、言語能力も磨き上げられました。
-
→抽象的な物事も、相手がイメージできるように具体例を交えて話せるということや、相手が言わんとしていることをじっくり聞き、理解し、それを言語化してあげるサポートができるということは、コミュニケーションに必要な言語能力の高さの証明です。
- いつ体調を崩すかわからない子どもと共に過ごす中で、リスク管理能力も磨き上げられました。
-
→もしもを想定した上で、外出先のことを事前に調べたり、リスケの可能性を考えてスケジュールを組んだりすることが日常ということは、リスク管理能力が磨かれないわけがありません。
- 家族が1人増えれば、付随する予定も増えるのは必至。スケジュール管理能力ももちろん磨き上げられました。
-
→検診の予定や、予定の調整。子供が大きくなり習い事などもスタートすると、もはやスケジュールパズルをする毎日です。関係者との連絡や、それに必要な費用や物の準備。調整能力爆上がりです!
(ここは秘書経験が役に立ったなぁ〜なんて、今度は仕事→家庭の良き流れも見えてきましたが。)
心の持ちよう、というとすごく浅いように感じられるけれど、自分の中で腑に落ちるところから、それを毎日毎日実際の経験を通して、『これは真実である』という実証が積み上がると、思考は完全にそちらに向きます。
すると、『“育児休業から帰ってきた人は賢くなっている”を実証できる人』に本当になっていく不思議。
自分が前を向いて進んでいける言葉を大切に拾っていこう!!!
自分の心を開き始めると、そんな言葉を拾うのが楽しくなります。
そしてそれが日課となり、習慣となり、人生になる。
人生は自分の信じたことで作られる。
あなたはどんな言葉を信じたいですか???
読んでいただきありがとうございました