こんにちは、itoです。
夫婦関係、仕事、育児に共通することがあるとしたら、どんなことだと思いますか?
辛さ
この言葉が真っ先に出た方がいたらとても悲しいです
でも。。一時期の私も、夫婦関係、仕事、育児において「辛さ」を強く感じていました。
職場の中の私、家庭の中の私・・・と、自分の居場所が増えてくると、その内のどこかで感じたストレスを別の場所で癒し、また違う場所で感じたストレスをまた別の場所で癒す、ということもできたりはするのですよね。
でも、ストレスありきの生活を繰り返していると、転げ落ちるように全てがうまくいかなくなることもあります。
心理学者のアドラーさんのことはご存知の方も多いと思いますが、以前のブログ(こちら)でも触れました。
そのアドラーさんがおっしゃったことに、「全ての悩みは対人関係の悩みである」というものがあります。
先ほど私が夫婦関係、仕事、育児に共通するものとして挙げたかったことも、まさに『人と関わる』ということなんです。
どれも人との関わりなくして語れないものばかり。
ということは、対人関係をマスターすれば、多くのストレスも解消する!ということ・・・
て、そんなのわかってるわ〜〜〜〜〜〜(過去の私の嘆き)!!!
対人関係をマスターするってどうすればいいのでしょう?
そもそも『対人』の『人』は千差万別です。
つまり、関わる『人』によるじゃん!ってことになっちゃいます。
でも、一つ『対人』を考える時、変わらないものがあるんですよね。
それは、自分。
自分と会社の同僚、自分と会社の上司、自分と夫、自分と子ども・・・
私の悩み・ストレスは、“私の”対人関係によって生まれる。
つまり、相手が誰であろうと自分が変われば関係は変わる。
ちょっと話がズレるかもしれませんが、『相性』があることには多くの人に納得してもらえることだと思います。
のんびり過ごすのが大好きな人は、人がのんびりしていても気にならないかもしれません。
いつもテキパキ動くのが好きな人は、のんびり過ごしている人がなんだか気になるかもしれません。
自分があるから、相手と印象が変わり、互いの関係が決まるんですよね。
自分×相手なんです。だから私が変われば相手との関係だって変わるんですよね。
じゃあ、相手に合わせていればいいってこと???
私もかなりの年月、その回答となるバランス感覚を掴むまで暗闇を彷徨い歩きました。
物事に悲観的、批判的で、幸せからかけ離れたように見える父と生きていた私(詳細はプロフィールをご覧ください→PROFILE)は、人をマイナスに見たら不幸になると思っていたんです。
否定してはいけない。批判してはいけない。そしたら、きっと自分が不幸になる!
だから、「これってなんだか嫌だな〜」とか「え、それって違うんじゃない?」という気持ちを無意識的に蓋をする癖がついていたんです。
でも、どこかで自分がモヤモヤしていたんです。
(言いたいこと言えなかったなぁ・・・モヤモヤ)
(あんなことに同調しちゃったなぁ・・・モヤモヤ)
そんな風に、長年のモヤモヤ道を彷徨い歩いてたどり着いたのは、自分で自分を裏切らないという手法。
瞬間瞬間が大事なわけではなく、長期スパンで自分を育てる覚悟を持つんです。
そしてポイントとなるのは、言葉。
自分の心を言葉で伝える勇気を持つということです。
例えば、
- (言いたいこと言えなかったなぁ・・・本当はそれじゃ嫌だったのに。)
-
→後からでもいいから、そう思った時に「ごめんなさい。申し訳ないのだけれど、行けません。(出来ません)」と相手に伝える。
- (あんなことに同調しちゃったなぁ・・・本心じゃなかったのに。)
-
→後からでもいいから、そう気がついた時に、「ごめんね。私、みんなに否定されるのが怖くて言えなかったんだけど、それじゃなくて、あれがいいと思ってる。」
そうやって、自分の感情を無視せずに勇気を持って、そして言葉を尽くして伝えていく。
私の考えです。私の思いです。としっかり伝える。
自分の考え、思いをなかったものにしないように。自分を裏切らないように。
怖かったです。でも自分だけは自分のことを認める。
そう思ったんだよね。じゃあそれ、ちゃんと伝えようね、と。
自分だけは自分の味方でいる。そう誓ったんです。
初めはしんどかったけれど、感情に向き合い、大切に思う気持ちを無視しない。
やってみて、別のもので覆い隠そうとするよりも、断然心地よいことだとわかりました。
なぜなら、やるたびに自分かやっていることに「いいね」できる自分になっていけたんです。
自分を人として信頼できるようになったんです。
そして、自分の思いを大切にできるようになったら、次第に他の人にもその人独自の大切なものがきっとあるよな、という当たり前のことが腑に落ちて、自然と人の話を否定せず、あるがままに、そうなんだと聞けるようになった。
肯定も否定もしない聞き方ができるようになったんです。
大事にしているものが違うんだな。それだけ。
これは子育てで、ものすごく役に立ちました。というかこのスタンスがなくて自立した子を育てることができるのか???と感じるくらいに重要なことだと今は思っています。
自分の幸せは、結局自分しかわかり得ないし、誰かと完全一致することはあり得ない。
覚悟を持って伝え続け、聞き続けることで、やっと掴めた人間関係の土台となる大切な感覚。
夫婦関係でも仕事でも育児でも、自己信頼があって初めて良き関係が築ける!
サッカーの本田圭佑さんの「心の中のリトルホンダの声を聞く」という話は有名ですが、まさに自分の本心を誰よりも大事にする存在として自分がいる。誰よりもその本心を叶えるための応援団としてい続ける、という姿がそれだと感じます。
あなたは自分の声を大切にしていますか?
自分の声は自分の幸せの地図です。
自分の声をしっかり聞き、大切にできると、人の大切も大切にできるようになる。
初めはまず自分から
読んでいただきありがとうございました