こんにちは、itoです。
子育てにおいて「勝ち癖」を作ることはとても重要だと言われています。
勝って当たり前の自分。
そんなイメージが持てれば、どんなことにも挑戦できそうですね
成功者は、誰に何と言われようと、できるまでやり続けた人たちです。
言い換えれば、「自分はできる」と信じ続けた人たち。
これこそ勝ち癖を持っていたと言えます。
何か新しいことに挑戦しようとすると、人の頭の中は『できない理由』を量産する傾向にあります。
GOALが遠いと感じれば感じるほど、『できない理由』は集まってきます。
それでははじめの一歩さえ踏み出せません。
でも、赤ちゃんは皆、次第に歩くようになり、喋るようになります。
赤ちゃんの時には様々なことを「自分はできる」と当然のように思っていたはずなんです。
みんな、はじめの一歩を踏み出したから、歩ける、話せる、今の自分があるのですから。
では、失われた勝ち癖を復活させるには?
「自分はできる」という気持ちを大人になってから作り出すことはできるのでしょうか?
脳は繰り返される情報を大切なものとして捉える性質があります。
「自分はできる」が繰り返し証明されることで、「自分はできる」が固定化されます。
つまり「自分はできる」と思えるためには「できた経験」が必要ということです。
そうなると、「できる」人ばかりが「勝ち癖」を持つのかなぁ。。。
なんだかハードルが上がったように感じますね。
「できる」とは一体何でしょうか?
「できない」があってこその「できる」ですよね。
例えば、子どもに「2000+3000は?」と聞かれ、「5000」と答えたら「お母さんすごい!」と言われることがあります。
でもそんな時に「できたわ、私」とは思わない。
当たり前のことをやっただけだからです。
だから、当たり前ができても「できる自分」は育たないのです。
大人でその程度の計算をできるのは当たり前でしょ。
この「当たり前」とは何か?
“自分ができて当然”と信じていることなんです。
幼児にとっては「2000+3000=5000」と答えられるのは、当たり前ではありません。
つまり、「自分はできる」を育むためには、「当たり前」を「超える」経験がたくさん必要ということです。
子供の「勝ち癖」づくりをサポートするためには、「当たり前」の位置を知ることが大切です。
例えば、サッカーをしている子どもが、「本田はこんなミスしないもん・・・」と言った場合、その「当たり前」を下げる声かけが必要かもしれません。
「本田圭佑選手に憧れているんだね。でも本田選手も小学生の時はたくさんミスをしたんだって。
ミスをしたら次にミスしないように練習をして、昨日の自分より今日の自分ができるように頑張ったんだって。」
そう声をかけることで、子どもが「昨日の自分よりできる自分になる」イメージを持ちやすくなるでしょう。
誰かに勝たなくても、大きな偉業を達成しなくても、「自分はできる」は作り続けられます。
昨日の自分よりもできる自分を繰り返していけば、少なくとも行動する前に「できないかもしれない」と心が押しつぶされることなく、自分の限界にチャレンジできる自分を育てられるはずです。
だから勝ち癖作りの第一歩は、「昨日の自分よりできた」という実感作り!
特に育児については、世の中的に“できて当たり前のライン”が共有されがちです。
育児をしている環境や時代、対象となる子どもは本当に様々です。
だから、自分の当たり前の持ち方に注目するという視点や、昨日の自分より成長したことを喜ぶということは、大人にとっても大切なことです。
ふと思い出すのが、我が家の夏の思い出。
私は社会人になってから腹筋をすることがなかったため、10年以上1回もできない期間がありました。たったの1回もです。
でも、バレエを習っている子どもが腹筋をやっていたので、私も始めてみることにしました。
すると、子どもが指導してくれるようになり、数日で1回できるようになったんです。
たったの1回ができるようになった時、子どもが「すごいすごい!」と喜んでくれたんです。
せっかくなので、夏の間に「サマーチャレンジ」と題した家族イベントを企画し、それぞれが目標を設定しました。
私の目標は毎日腹筋をすること!
初めは1回っていたところ、夏を通して連続で20回を超えるまでに成長しました。
(1日かけてだったらもっとできますよ。エヘン )
子どもたちもそれぞれの目標に毎日取り組んでいました。
そして、みんなで目標を達成する喜びを味わいました。
小さな成長を喜びに変えてくれるのは、周りの人の言葉や、その喜びを共有することだと強く実感した出来事でした。
腹筋20回は、ジムでバリバリ鍛えている人にとっては少ないかもしれませんが、子どもは「0回だったのにすごいよ!!!」と言ってくれたんです。
なんてありがたいんだろう(涙)
誰かと比較しての「勝ち」ばかりに「価値」を置くのではなく、どんな小さな前進にも「価値」を見出す『言葉』が溢れる世界っていいなぁと感じました。
トップアスリートやトップ経営者も、最初は「価値」を感じる心を育むところからスタートしていると私は思うんです。
子どもにも、大人になった自分にも、小さな前進に「価値」をつける言葉を贈りつつ、「昨日の自分」よりも価値を高めた自分を感じていきたいですね。
一歩踏み出すことで得られる喜びを存分に感じながら、みんなで上がっていきましょう
大丈夫!!何事にも遅すぎるということはありません
いつでも、決意した時から
読んでいただきありがとうございました